【研究内容の紹介】

椎骨数に関与するQTLの解析とその責任遺伝子の単離

椎骨数関連遺伝子研究班

研究班リーダー:美川 智

 肉量や肉質などは、ブタにおいて経済的に重要な形質です。これらの関与する遺伝子のゲノム上の位置を明らかにし、望ましい性質を持つブタ品種を効率的に育成することが可能となります。椎骨数は肉量に影響を与える形質のひとつと考えられ、当グループではその責任遺伝子の同定を目指しています。

文献
(1) Animal Genetics (1999) 30, 407-417
(2) Animal Genetics (2000) 31, 376-384

図1 椎骨数のQTLが検出された染色体領域(赤丸の部分・図をクリックすると拡大図が見られます)

図2 2つのQTLと椎骨数の関係。M:アジア品種型、L:西洋品種型

図3 第1染色体q腕上に開発した新規マイクロサテライトマーカー(図をクリックすると拡大図が見られます)